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運動能力に関して

幼少期は「ゴールデンエイジ」とも呼ばれ、神経系統が著しく発達し、体内に様々な神経回路が張り巡らされていく時期です。この時期にいろいろな運動を経験しておくかどうかが、その後の動作の習得に大きな影響を及ぼします。世間一般で呼ばれる´運動神経が良い子´というのは、ゴールデンエイジに多くの運動を経験した子どもに多く見られます。また、幼児期に運動習慣を身に付けると、反射神経などが養われるため、けがや事故防止につながります。いかに幼少期までに運動習慣をつけるか。それが将来の身体づくりに大きく関わってきます。

健康に関して

「体力」は大きく2種類に分かれます。 1つは「健康に関する体力」で、筋力や持久力に当たるとこです。 もう一つは「運動に関連する体力」です。スキップやドリブルができるといった体を制御し調整するような力を指します。「健康に関連する体力」は、20歳頃にピークを迎え、その後、緩やかに低下していくことが知られています。そのため、子どものうちにしっかり高めておかないと、生涯における“体力のピーク”自体が低くなってしまうのです。そして結果として、健康を害してしまうレベルにまで体力が低下する時期も早まってしまうと考えられます。また、「健康に関連する体力」は幼児期に不足してしまうと、小児の生活習慣病や肥満につながる可能性もあります。一方、「運動に関連する体力」は、直接的に健康に関わるものではありません。しかし、このタイプの体力が低い子どもは、運動から遠ざかってしまう傾向があります。日常的な身体活動や運動・スポーツに触れる機会が少なく、運動習慣が獲得できないまま成長するため、成人後も運動に消極的になりがちです。 成人期以降に「健康維持のために体力をつけよう」と思っても、行動に繋げにくくなってしまいます。 長期的視点で考えれば、「運動に関連する体力」が低いこともまた、健康に影響を及ぼすといえるのです。 また、スポーツは、体を動かすことの爽快感や、仲間と一緒に過ごす楽しさも味わうことができます。 運動習慣がなく、そうした機会を逃してしまうことは、生活の質や人生の幸福度にも影響するかもしれません。